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料理の本棚栗原はるみ今更紹介するまでもないカリスマ料理研究家ですね。2003/08/17(Sun) |
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栗原はるみさんはいまさら(2003/08)紹介するまでもない超有名人になってしまっている。本を購入当時(1992年前後)は、まだ今(2003年現在)のようなカリスマ料理研究家とまではいっていなかったような記憶がある。誰でも知っている方だが、敢えて紹介したい。
いまでこそAmazonで一般読者の書評も参考にしながら、オンラインで購入することの方が多くなっている私だが、1990年前半は、まだ書店で本を実際に見ながら買うのと、Niftyの黒猫ヤマト宅配便を利用するのが半々であった。 私が「ごちそうさまが、ききたくて。」を手にしてページをめくった瞬間、本のデザイン、特にテカリのない独特の白い紙質を最大限に生かした空間と、透明感ある写真に、一気に引かれてしまった。そしてキビキビしたキャプションと品のいいフォント。技術屋の私は紙質やデザインのどこがいいとかはっきりとはいえないのだが、本好きの私の感覚に訴えるつくりであることは間違いのない本であった。パラパラめくっただけで迷うことなくレジへ並んだことであろう。気に入った本は立ち読みしたくないのだ。 書店では、全体から受ける「感じ」で購入した訳だが、家でじっくり読むと、次のインパクトが待っていた。トップレシピである「さばそぼろ」である。本の本命ともいえるコンテンツ、特に料理本では、そのレシピから想起される味が「うまいかまずいか」が成否を握っている。そして主婦向けに重要なもうひとつのキイワード、「簡単にできるか」である。これら全てを「さばそぼろ」は備えているのである。本当にお手軽にできてしまって、それでいておかずとして美味しい、と思わせる文章と写真。このレシピで、当時、私の栗原はるみさんへの株は一気に急上昇したのであった。 生まれて大学卒業するまで仙台に住んでいた当時の私は、さばといえば、塩サバか、煮物か酢でしめたサバしかしらなかった。 しかし、北九州にきてびっくりしたことのひとつに、さばを刺身として食することができるということがあった。わざわざ魚屋さんにいかなくてもスーパーでもさばの刺身を買うことができるのだ。 そんな地の利を生かし、いつもの魚屋さんの「橋本水産」で刺身用のサバを皮付きのまま三枚におろしてもらってつくってみた。レシピの中の砂糖大さじ一は、甘いと感じたので、三枚のうちの一枚をレシピ通り、もう一枚を砂糖抜きのみりんだけで甘さを加減したもの二種類を同時に作成してみた。結果、栗原さんのは甘すぎる。甘さは自分流が正解。ただ、このあたりは自分流にアレンジすればいい話であって、レシピそのものの評価が下がることは決してない。 「さばそぼろ」は多めに作って、翌日の朝のおかずやお弁当にもつかいまわせるうれしいレシピだ。特にこれをしきつめたお弁当は大好きな一品である。 「ごちそうさまが、ききたくて。」より8ヶ月程早く出版されていた「栗原さんちの朝20分のお弁当」p.66〜68にもさばそぼろ弁当が紹介されている。レシピは同じだが、「作ってみよう」と思わせる仕掛けは、「ごちそうさまが、ききたくて。」の方がダントツにうまい。しかし、一通り読み作ってみた後は、「栗原さんちの朝20分のお弁当」が手軽で、レシピのみ参照すればよいので重宝する。
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