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スキー'97 Part1

作成: 1997/01/08
今シーズン初のスキー日程を以下に示す。休みと同時にスキー開始。仕事始めを2日年次とってのスキーでした。
No 月日 スキー場 早朝 午前 午後 ナイター 天気 宿泊
1 12/29 サンアルピナ鹿島槍 出発 移動 - 快晴 アルペンイン
2 12/30 サンアルピナ鹿島槍 快晴 アルペンイン
3 12/31 サンアルピナ鹿島槍 快晴 アルペンイン
4 01/01 サンアルピナ鹿島槍 快晴 アルペンイン
5 01/02 サンアルピナ鹿島槍 - 移動 - カルナージュ
6 01/03 八方尾根 - - カルナージュ
7 01/04 五竜とおみ - - 雪&晴 カルナージュ
8 01/05 八方尾根 - 移動 移動 広島
9 01/06 瑞穂(広島) 出発 滞留 移動 大雪 広島
10 01/07 瑞穂(広島) - 中止 - 中止 大雪? 自宅
○: 子供達のみ、◎: 全員、●: 私のみ
1/6,7は私のみ、子供達は亡家内の実家桑名へ


サンアルピナ鹿島槍 (96/12/29〜97/1/2)

先シーズンは子供達を家内の実家に預け一人夜行バスで来たが、到着した日滑るのがきつかったので、今シーズンは朝発バス、アーサーライナー(なんというイージーな名前!)を利用。しかし子供達には不評であった。夜出発して朝から滑りたかったと道中ぶうたれること。「うさるいぞ! お前ら。いったい誰の..」のところで声を飲む。まああと三十年もしたら父の心境がわかるだろう。年寄りには夜行はこたえるのだ。

麓の大町温泉にバスが入った時、周囲は春かと思わせる景色であった。雪がない! 途中の高速道路の風景からして雪がなかった。黒部観光ホテルでバスを乗り換えていよいよゲレンデにあるセントラルプラザ1130(標高1130m)に行くのだが、先シーズンのような雪は期待できそうにもない。雪があるだろうか、という不安がむくむくと大きくなる。「スノーマシンが充実しているから最悪でも大丈夫」という内なる声がだんだん小さくなってゆく。せっかく長野まできたのに。

ゲレンデに到着。なんとか雪があるが、やはり地肌が露出している箇所もある。名古屋駅でチェックした積雪情報では75cmだが、こりゃ頂上での積雪状態なんだ、と妙に納得。こんなことでいちいち腹たてていられない。それよりもはやる心を抑えきれずにゲレンデに飛び出す。なんとか雪がある。初日はなんとか全ゲレンデが滑れる状態であった。しかし暑い。サンアルピナでは4日間まるで遅すぎる春スキーの様子を呈していた。スキーウェアーなんか来ていられない。快晴中の快晴。雲一つない。お陰でしっかりスキー焼けしてしまった。

今回のスキーパックはサンライズ(6:00〜8:00)、日中、ナイター(24:00まで)全てのリフト券、朝夕食、宿泊および往復バスが全てパックになったセットで、宿泊はいわゆるスキーヤーズベッド。家族で団らんといった場所はない。しかしゲレンデに直結しているので、いつでも滑りたいときに飛び出してゆけるのが魅力だ。とにかくひたすら滑る派にはバッチリのコース。当然我が家もこの派である。艶っぽいアフタースキーなんぞ中年おやじ&子供の組み合わせでは考えられない。シクシク。

しかし着いた早々からのナイターは私はパス。子供達は三回目のナイターとあって、夜かってに飛び出して滑っていた。こんな時スキー場での連絡用にとらせたアマチュア無線が威力を発揮する。聡思は小三の時に免許取得。当時漢字がほとんど読めずに彼の受験対策マニュアル作りに苦労したのが、今この時報われる。タバコサイズのハンディ無線機で簡単に連絡がとれる。430MHz帯はここサンアルピナでは混んでいなかった。八方は無茶苦茶こんでいて、交信マナーが悪い連中が多いのでその点では助かる。

彼らは翌朝から早朝スキーをすると興奮気味でいう。いつもはいくら起こしても自分で起きない連中が起きるんかーと思うのだが、まあ多分キッチリ起きて滑るのだろう。案の定、しっかり自分で起きて滑っていた。私はパス。朝はとにかく弱い。眠れるだけ寝ていたい。朝飯もお弁当も作らなくていい朝なんて滅多に味わえない。結局4日間とも私はサンライズは滑らなかった。正確にいうとサンアルピナ最終日5日目は滑ろうと考えて朝5時からだと勘違いして5時には目を覚まして、外を見たら雨!。がっくり。朝スキーはできなかった。

2日目から午前と午後各2時間ずつのスキースクールに入校。三日連続して入った。日中はやはりリフトが混むからその間はスクールに入ってじっくり基礎から復習。スキースクールなるものは実は昨年初めて入った。それまでは完全に自己流スキーで急斜面のコブがおもうように滑れない壁があったのでとうとうスクールの軍門に下った。今シーズンの課題は後傾姿勢の矯正。初日は上級コースだったが、物足りず、2、3日目は応用コースに入る。受講生が少ないのが魅力。応用コースは2日間とも私を含めて3名の受講であった。その前日の上級コースなんて9名もいて、初級ゲレンデを2時間で4本しか滑らない。いくら基礎からといってもちょっと欲求不満だった。受講生レベルもまずまず揃っていたのがよかった。一緒になった人の話では、先シーズンの応用コースは無茶苦茶レベルが高かったとのこと。受講メンバーの実力によるのだから仕方ないとしても、上級と応用のギャップがちょっとあるのが気にはなる。でもまあいい。プライベートレッスンに近い状態だからしっかりアドバイスを受けることができる。が、先生によっては人が少なくても適当に手抜きしてそれなりの内容しか教えてくれない方もいらっしゃるのでいちがいにいいとはいえないかもしれない。

2日目のナイターは全員でしっかり滑った。淳思もスクールにはいってちょっと滑り足りないのと、聡思はスクールに入れといってもガンとして入らず自分で練習するという。そんな各自の理由があって、かつ移動の疲れもとれてガンガン滑りまくった。ナイターが一番本数が稼げる。もっとも早朝がゲレンデの状態など一番なのではあるが。聡思は初級用、私と淳思は中級用ゲレンデに分かれて滑っていたが、淳思からの「お父さんときどき聡思の方にいってあげて」とのアドバイスにより初級バーンで聡思と一緒に滑る。初日よりも大分上達している。中級バーンもすべれるはずなのだが、途中にあるやや急斜面のコブのバーンが聡思にとってはいやだという。確かにアイスバーン気味でスキーが流されてその上コブだからちょっと抵抗があるのだろう。

最終日の5日目以外はずーっと快晴のサンアルピナであった。日に日に雪が少なくなり、地肌が露出し、滑降不能になるバーンが増えていって後半はスノーマシンがある箇所だけになってしまった。そして最終日の朝の雨。こりゃー、後半の八方もまずいか、と思っていたら午前になって雪に変わってどんどん降り出す。うんうん。どの道今日はもう滑れないからガンガン降ってね、と祈りつつ後半の宿白馬エコーランドのカルナージュへとJRで移動したのであった。

今回を振り返ってみるとここで滑った量が圧倒的であった。聡思もここでガンガン滑って後半はあれほど嫌がっていた中級バーンをすいすいと滑れるようになっていた。やはり本数がものをいう。聡思が中級バーンのコブをすべれた為に後半の八方尾根などのコースは全員でチャレンジできた。スノーマシンの雪とはいえ滑れたことは幸いであった。


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Contents copyright 1997 Mitsuo Sugawara