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あれこれ


2003/11/03(Mon) 帽子作り

2003/11/01(Sat)に由布岳に登りはじめは、お気に入りのRedHatのロゴが入っている黒色のキャップをかぶっていた。だが、私の場合汗が頭のトップから一番でるようになっていて、キャップをかぶっていると暑苦しくて脱いでしまった。昔は頭の髪の毛がたくさんあったので、それでもよかったのだか、今では雨が降ると直ぐに感知できるほどの髪の密集度になってしまった。だからなおのこと、直射日光を避けなければならない。仕方なくタオルを頭に巻いて間に合わせることとした。

頂上でこのタオルを絞ってみたら、汗がドッと絞られてきた。その時、それまであまり汗や暑さが気にならなかったことに気がついた。汗がタオルに染み込み、タオルが直射日光を受けて、汗が気化し、気化することで頭が涼しくなっていたのだろう。おー、これは大発見、でもいくらなんでもタオルを頭に巻くのはなー、ということで帰宅なるなり、タオル地でできたキャップ探しに着手した。

しかしこれがなかなかありそうでない。キイワードとしてはヒットするのだが、通信販売しているところまでヒットしない。かといって北九州に気の利いた帽子屋があるかどうかもわからないし、わざわざ出かけたくもない。そんな思いをしながらネット探索を続けているうちに、手作り帽子サイトに出くわした。そこで思ったのは、「なければ自分で作ればいいじゃないか」ということだった。

そこでまずしたのは、 Amazon での帽子の作り方の検索。ヒットしたのが、下記参考文献の糸山弓子 さんの本(1),(2)だ。書評等見るとどうもこれが帽子作りのベスト解のようだ。いつもならば、この時点で即発注、となるだが、今回は休みが今日を入れて後二日しかないので、なんとしても今日中に入手したい。そこで近所の一般書店へ出向いた。手芸コーナーにあったのが、参考文献(3)だ。これで作り始めようとしたが、どうしてもディティールが物足りない。仕方ないので、我が家から電車で15分程度かかる黒崎にある、井筒屋八幡クェストという大きな書店に電話して(1),(2)があるか否か問い合わせてみる。すると..「在庫あり」との回答。そこで早速出向いて2冊とも仕入れる。 読み始めて直ぐに「糸山さんの本でやはり正解」と思えるようになった。

その晩はとりあえず適当なタオル地でテスト的に作ってみる。家内のミシンを借りて、何十年ぶりかのミシンがけ。なんとかなりそう、というメドをつける。とりあえず作品第一号は、タオル生地を最大に生かそうとするとサイズリボンが邪魔になりそうなので、文献(2) p.9にあるパイルのリバーシブルハンチングにした。リバーシブルであれば、サイズリボンが不要。ただハンチングというのはどうも好きになれないので、できあがってもかぶらないだろう、という感触はあった。

翌日、休暇の最終日に再度黒崎に出向き、糸山さんの本で調べておいた布地や道具を買い求める。生地が1,200円/mと結構高かった。作り始めたのが、14:00から。型紙から生地の裁断までは順調であったが、肝心のミシンがけの段階で、下のボビンがからまるトラブルに悩まされて夕方まで往生する。家内が仕事から帰宅して、ボビンへの糸のセットが間違っていたことが判明。なんせ中古ミシンなので、解説書がなかったのだ。

下の写真はパターンとおりに切り抜いたパーツ達と、途中の仮縫いの段階。

リバーシブルは、つばの部分の処理に手縫いが必須であり、これまた久しぶりに針を持った。その後は順調に進み、最後は、帽子の後頭部のステッチ部にゴムを入れキチンと処理する。作り終えたのが26:00。正味11時間かかったことになる。

休暇最終日はなんか仕事の納期に間に合わせる突貫工事のような気分だったが、まあ何か作り上げたという満足感は残った。ただ今回は、仕事無し、コンピュータなし、勉強なし、という禁止事項の自己規制下での手芸だった。やはりしっかり時間がとれるような時でないと、無理かもしれない。来春以降の登山までには、自分の好きなリバーシブルキャップを作り上げておこう。

(記: 2003/11/20,12/07)


参考文献

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