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洋風肉じゃが簡単にできて、それでいておいしく、汁気を多くすればスープも兼ねて、肉はボリュームたっぷり、とうれしい一品。冬に最適です。 | |
撮影:1998/12/05、作成:1998/12/06 | |
参考文献:
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一見ポトフ風に見えるが、ポトフは野菜と肉を最初から煮込んで、どちらかというとスープの方にポイントが入っている。対してこちらは、肉を最初に炒めて味を封じ込め、素材のうまみを優先するやり方。その意味では日本の肉じゃがに近いプロセスを採用している。 肉や野菜の分量は当然のことだが、各自好みで増減する。この料理のポイントは、最初に肉を炒めることにある。後の材料の割合は自由で構わない。ただオリーブオイルは、普通の「サラダ油」ではなく、是非オリーブオイルを使ってみていただきたい。香りが次元が違ってくることを体験して欲しい。
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材 料 (6人分)
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時間 | 画 像 | コメント | |||||||
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10 〜 15 分 |
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にんじんは乱切りに、じゃがいもは小さなものならば、写真のように半分か、丸ごと。玉ねぎは、櫛切りにせず、写真のように正方形に近いカットにする。 | ||||||||
10 〜 15 分 |
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大きな塊を二〜三等分位の大きさにカットしておく。熱した鍋にオリーブオイルを入れて、バターを入れる。素材の写真ではManciantiのエキストラバージンオリーブオイルを用いているが、加熱するので、ピュアーオリーブオイルで十分だろう。 鍋に肉を入れ、全面に焦げ目がつくように均等に炒める。 全面に焼き色がついたら肉を引き上げて、鍋に残っているオリーブオイルとバターで野菜を炒める。じゃがいものエッジが、透き通るような感じになるまで炒めよう。 | ||||||||
【プロセスのポイント】 肉の表面を炒めることにより、表面に蛋白質の凝固膜が形成され、煮込んだ時にうまみが逃げないようになる。これは肉のうまみを味わう時に用いる加熱プロセスの常套手段だ。 これとは逆にスープを主体とする時は、肉の表面を炒めずに、そのまま水とともに煮込む。こうすることにより、肉の表面に蛋白質の凝固膜が形成されず、肉のうまみが水の中に引き出されてゆく。 | |||||||||
40 〜 45 分 |
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野菜に火が通ったら、水を4カップ程度入れて、コンソメキューブを砕いて入れる。この水加減で調理すると、出来上がりの汁はあまりない。スープ的にしたい場合は、7〜8カップ程度入れるとよいだろう。時間がない時は、水の代わりにお湯を使う。5分程度短縮できる。
沸騰したら、野菜のアクを取り除いて、味を見ながら、塩・胡椒で味を薄目に整えてから、焼き目をつけたロースブロックを鍋に入れて、火を弱火にして、フタをして、30分程煮込む。途中で肉をひっくり返すことを忘れずに。
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【プロセスのポイント】 豚の固まり肉(400〜800g)の煮込み時間は沸騰して弱火にしてから約30分と覚えておくと良い。他の煮込みプロセスあるいは、茹でる時に迷わずに済む。これよりも短時間であると、中心部はまだ生に近い状態となる。経験から引き出された加熱時間だ。 | |||||||||
2 〜 3 分 |
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30分たったら、肉を取り出して、食べやすい厚みにカットする。少し厚め(10mm程度)にスライスすると、ボリューム感が出て、肉を食べているという気持ちになれる。野菜は皿にとり、パセリのみじんぎりなどで色を添えてその上にカットした肉をならべて出来上がり。塩、胡椒で味を各自整えたり、好みで粒マスタードを付けて食する。 |
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